仕事を頑張ってきた私へのご褒美旅!鹿児島・宮崎2週間

長い間、ずっと走り続けてきた。

朝早く起きて、夜遅くまで働いて、休日も仕事のことが頭から離れなくて。気がつけば20年以上、そんな毎日を繰り返していた。でも先月、ついに退職した。引き継ぎを終えて、デスクを片付けて、職場を出た瞬間、なんとも言えない解放感と、少しの寂しさが混ざり合ったような不思議な気持ちになったのを覚えている。

「さて、これから何をしようか」

一人暮らしの東京の部屋に帰って、静かなリビングでコーヒーを飲みながらそう思った。そのとき真っ先に頭に浮かんだのが、ずっと行きたかった九州だった。指宿の砂むし温泉、高千穂峡の神秘的な景色、宮崎のシーガイア。テレビや雑誌で何度も見かけるたびに「いつか絶対行く」と思い続けていた場所ばかり。

せっかくだから時間をかけてのんびり回りたい。2週間、自分だけの旅。これが私への最大のご褒美だと思った。

交通費を抑えるために選んだのは業務レンタカー

退職したとはいえ、これからのお金のことも考えなければいけない。旅行を思い立ったものの、まず悩んだのが移動手段だった。九州を自分のペースで回るなら、やはりレンタカーが一番便利だ。でも2週間ともなると、レンタカー代がかなりの額になるのでは…と心配になって、ネットでいろいろ調べてみた。

そこで出会ったのが「業務レンタカー」という存在だった。

業務レンタカーというのは、もともとは法人向けの長期レンタルサービスとして展開されているもので、一般的なレンタカー会社とは違い、長期利用ほど料金が格安になるのが特徴らしい。福岡空港に店舗があることも分かり、東京から飛行機で飛んで、そのまま空港でレンタカーを借り出せる動線の良さにも惹かれた。

実際に見積もりを取ってみたら、2週間でかなりリーズナブルな料金が提示されて思わず声が出た。一般的なレンタカー会社だと同じ期間でこの倍以上になることもザラだと聞くから、この差額はそのまま宿泊費やグルメにまわせると思うと、俄然テンションが上がった。

予約を済ませて、旅の計画を本格的に立て始めた。

業務レンタカー福岡空港店の公式ページへ

福岡空港でレンタカーを受け取り、いよいよ出発

羽田から福岡への飛行機は朝一番の便を選んだ。窓から玄界灘が見えてきたとき、「ああ、本当に来たんだ」と実感が湧いてきて、少し目が潤んだ。退職してよかった、と初めて心から思えた瞬間だったかもしれない。

福岡空港に到着して、業務レンタカーのカウンターへ向かう。手続きはとてもスムーズで、スタッフの方が車の説明を丁寧にしてくれた。用意されていたのはコンパクトカーで、一人旅の私にはちょうどいいサイズ感。荷物も難なく積めて、さっそく九州の道へと滑り出した。

まず向かうのは鹿児島だ。九州自動車道をひたすら南下する。

指宿で念願の砂むし温泉体験

福岡を出て約3時間、鹿児島市内を抜けてさらに南へ走ると、錦江湾越しに桜島が見えてくる。晴れた日の桜島は本当に雄大で、思わず路肩に車を寄せて写真を撮ってしまった。東京では絶対に見られない景色だ。

指宿に着いたのは夕方前。宿にチェックインして、夕食の前にまず砂むし温泉へ。

指宿の砂むし温泉は、天然の地熱で温められた砂の中に横たわる、世界でも珍しい温泉だ。浴衣に着替えてビーチへ出ると、係の方が砂をかけてくれる。最初は「こんなもので温まるの?」と半信半疑だったのだが、砂が体を包んだ瞬間、もうやみつきになりそうな温かさだった。

全身が砂に覆われた状態で空を見上げながら、ぼんやりと考えた。今まで何年も、こんな時間の使い方ができなかったんだなと。仕事の締め切り、会議の資料、上司への報告……そういったものが全部、砂と一緒にどこかへ流れていくような感覚だった。

指宿には2泊した。翌日は開聞岳を遠くに眺めながらドライブして、長崎鼻の灯台まで足を伸ばした。のんびり歩いて、海を眺めて、特に何かをするわけでもない時間の贅沢さを、しみじみと味わった。

高千穂峡へ。神話の里に圧倒される

指宿を後にして、次は一気に宮崎県の高千穂を目指す。海沿いを北上しながら宮崎市内を通過し、山間の道を進んでいくと、やがて空気が変わってくる。緑が濃くなって、道幅が細くなって、なんとなく日常とは違う世界に迷い込んでいくような感覚。

高千穂峡に到着したのは昼過ぎだった。

柱状節理の断崖が両側に迫る峡谷を、手漕ぎのボートでゆっくりと進む。真名井の滝がごうごうと落ちてくる様子を真下から見上げたとき、言葉が出なかった。この景色は写真じゃ絶対に伝わらないと思った。水面に映る緑と岩と滝、その全部がひとつの絵みたいに完璧だった。

高千穂は天岩戸神社など、神話にまつわるスポットも多い。神社の境内に立つと、ここが本当に神様の物語の舞台なんだなと不思議な気持ちになる。一人で来たからこそ、余計にその空気が沁みてきた気がした。

夜は地元の小さな居酒屋で高千穂牛の焼肉と地酒をひとりで楽しんだ。カウンター席でお店のご主人と話しながら飲むお酒は、東京の一人飲みとは全然違う温かさがあった。

シーガイアで過ごす、特別な時間

旅の終盤、宮崎市へ戻って向かったのがシーガイアだ。日向灘に面したリゾートエリアで、広大な松林が続く海岸線は「日本のハワイ」と呼ばれることもある場所だと聞いていた。

実際に来てみると、本当に別世界だった。どこまでも続く砂浜に、青い空と白い雲。波の音だけが聞こえる中を、ひとりでゆっくりと歩いた。観光客もそれほど多くなく、ときおりサーファーの姿があるだけで、静かな浜辺を独占しているような気分だった。

シーガイアには2泊して、思い切ってちょっと奮発したホテルに泊まった。レンタカー代で浮いた分を、このホテル代に充てたというわけだ。部屋のバルコニーから太平洋を眺めながら、朝ごはんのコーヒーを飲む時間は、ここ数年で一番贅沢な朝だったと思う。

スパで全身のトリートメントを受けて、夕食は地元の食材を使ったディナーを。チキン南蛮と冷や汁という宮崎グルメをしっかり堪能して、夜はお腹も心も満たされてぐっすり眠った。

2週間の旅を終えて、感じたこと

福岡空港で車を返すとき、2週間一緒に走ったコンパクトカーに「ありがとう」と心の中でつぶやいた。指宿の砂浜、高千穂の峡谷、宮崎の海岸線、たくさんの場所を一緒に走ってくれた相棒だ。

今回の旅でかかった費用を振り返ってみると、レンタカー代を業務レンタカーにしたことで、交通費をかなり節約できた。その分をホテルのアップグレードや食事、体験に回せたことで、旅全体のクオリティがぐっと上がった気がしている。長期旅行ほどコストの差が大きくなるから、2週間という期間には特に業務レンタカーの格安料金がありがたかった。

退職してから初めての長旅。仕事しかしてこなかった自分が、こんなにのんびりできるんだと、少し驚いた。砂むし温泉で空を眺めたあの時間、高千穂峡のボートで息を飲んだあの瞬間、シーガイアの朝にコーヒーを飲んだあの静けさ。全部ぜんぶ、これからの自分の宝物になった。

次はどこへ行こうか。今度は長崎か熊本か、それとももっと遠くへ。一人だからこそ自由に決められる、これが今の私の特権だと思うことにした。

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